ごあいさつ

                       

                (公財)広島国泰寺高等学校鯉城同窓会奨学財団

                     理事長  細 川  匡

 

当財団は、(株)カルビー創業家2代目である広島県立国泰寺高等学校を昭和29年に卒業された故松尾聰氏からの申し出により、平成26年8月に設立、12月に公益法人に移行し奨学財団として活動を展開してきています。

当時の松尾聰氏の強い願いであった「世界で活躍できる青少年の育成 ~若者の『ゆめ』の実現~ 」を理念として、平成27年から「奨学金給付事業」を開始してより、令和6年で10年目を迎えることとなりました。

 

この間、高校生をはじめ大学生及び大学院生に対し、国内修学支援として難関校合格者、海外留学希望者、海外研修参加者(長期・短期)や、コロナ禍においては修学支援として経済的支援を行うなど、総数84名を奨学生として認定し、総額2,205万円を奨学金として給付して参りました。

このような事業が展開できていることは、故松尾 聰氏をはじめとして広島国泰寺高校を卒業された篤志家の皆さまのご寄付の賜物と心より厚く御礼を申し上げます。

このご寄付は「ゆめ応援資産」として、奨学金給付事業の原資として大切に活用させていただいています。

事業を開始してより10年目を迎える奨学金給付事業は、広島国泰寺高等学校を受験しようとする中学生や保護者の皆さまにも周知されていると伺っており、年々、広島国泰寺高校に入学する者の中には「国内外の同世代との交流」に目を向け、海外留学や海外研修への参加を希望する者が増えてきていると感じています。

 

当財団は、これからも「広い視野を持ち、グローバル社会で活躍したい」と考える若者が、「自らの『ゆめの実現』を目指し積極的に活動する」ことを応援して参ります。